83射目 S&T タボール21 Pro Ver メカボ分解
フリマアプリで購入した、S&Tのタボール21 Pro Verは、トリガースプリングが外れているジャンク品のため格安で購入することができました。
前回の記事で、悪戦苦闘しながらもなんとかトリガースプリング直すことに成功したので、晴れてジャンク品ではなくなったのですが、せっかくメカボを取り出したので、分解清掃やパーツ交換をしたいと思います。
ここに取り出したるメカボ。
ブルバップのメカボ分解は初めてです。
メカボから2本の棒が出ているのが特徴ですが、写真で言う下側の棒を左に引っ張るとセミ、上の棒を右に押し込みながら下の棒を左に引っ張るとフルになります。
いやー、考えた人は凄いなーと感心しながら分解を始めます。
まずは上のブローバックパーツを外します。
2本のネジを抜き、テンションがかかっているバネを外すと簡単に離れます。
外せたら外側に取り付いているパーツを淡々と外します。
1箇所バネがあるので注意!
裏も同じように外しますが、3つの細かいバネからのプレッシャーを感じます。
バネが飛んでしまうと、スペアがない限り試合終了なので、指で抑えながら慎重に外していきます。
外れました。
お次はスプリング。
この銃で最も褒め称えられているのがスプリング交換のしやすさ。
ここからアクセスすることで、メカボを開けなくても交換可能。
マイナスドライバーで外側の部品を取り外すと、スプリングガイドの底部が見えます。
メカボ側へ押し込みながら90°回すことでスプリングが外へ出てきます。
そしてメカボのビスを外します。
長さが微妙に異なるので、覚えておきましょう。
そしていよいよメカボを開けます。
スプリング爆発の可能性が無いとはいえドキドキしますね。
開けた感想は、『きったね〜』でした。
海外製はCYMAを開けたことがあるのですが、あれはグリス自体が青くて汚く感じたのに対して、今回は金属クズのようなゴミが目に付きました。
とりあえず各パーツを外します。
なんだコレ❓
ピストンの歯に見えますが欠けている形跡はなし。謎…。
さらにセクターギアが欠けていました。
メカボを開けたかいがありましたね。
写真を撮るのを失念してしまったのですが、ピストンとセクターギアの噛み合わせをチェックしたところ、一枚目がうまく噛み合いません。
どうやらピストンヘッドの厚みが原因のようなので外そうとしたのですが、固定しているビスが切れてしまったのでご臨終…。
急遽登板したのがコレ。
最初から2枚目の歯が落ちているすぐれもの。
しかし…。
本体に後部が大きく引っかかるため、手持ちのCYMA純正品で代用しました。
いやー、何でも買ったものが使えるとは限らないですね。というか、CYMAでもストックしておいて良かった。
どうせなので、欠けたセクターギアもCYMA純正品を使うことにしました。
CYMAでも上位機種のパーツだから大丈夫だろう。多分。
また、シリンダー気密がスッカスカでした。
コレに対しては、シリンダーヘッドの輪ゴムを余裕のあるものに変えてグリスアップしたところ、気密が取れるようになりました。
ノズルは社外製に交換します。
純正のノズルは21mm弱だったので、直近上位のコイツしました。
その他のパーツ達も洗浄します。
とにかく汚いうえ、グリス固形化していて油汚れがしつこい。
前オーナーは今年の10月に購入したそうですが、ずっと在庫品状態だったのでしょうか。
やっとこさ洗浄したあと元通りに戻します。
これまた写真を撮るのを忘れてしまったのですが、モーターは定番のEG1000Sに交換。
また、この銃はマイクロスイッチ式なので、MOSFETと高効率配線を組み込みました(証拠は無し…)。
次回はバレルとチャンバーまわりをご紹介します。